みなさんこんにちは、Minamiです。
いきなりですが、皆さんは日本で生活する際に家賃の値下げ交渉はしたことはありますか?
海外でも同じようにワーホリでも値下げ交渉をすることができるんです!今回そんなはレント(家賃)の値下げ交渉について。
私は英語力ゼロでワーホリに行ったにもかかわらず、最初の家探しで値下げ交渉しています。なので英語力に不安がある人でも大丈夫です!そもそも家探しはどこから始めたら良いの?という方や、用語がわからない方はこちらもどうぞ↓
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【バンクーバーで家探し】ネットで探す基本引っ越し英語用語
レントは固定費なので、少しでも安く抑えたいところ。ただ、値下げ交渉ができなかったり、しにくい物件で交渉するとオーナーに悪印象を与えてしまい、せっかくいい家だったのに住めない可能性も出てきます。
今回はそんな失敗をしないよう、誰でも簡単にできる「値下げ交渉の仕方」と「値下げできる物件の見極め方」をお伝えします。
Contents
値段交渉は5ステップ!
値段交渉ができる物件条件はいくつかありますが、まずは流れを知りましょう!
交渉前には家を本当に気に入ってるアピールもお忘れなく!
- 気にったポイントをいくつかあげて、適度に褒める
- 長期滞在をアピールして交渉に持っていく
- 他のアポイントがあることを伝え(無くても装って!)、お互いに即決の意思があるか見極める
- 希望の金額を提示して折り合いをつける(値引きは25〜50ドルごとが望ましい)
- 即決して、その場で契約書に金額を記入する
本当に気に入ったことが伝わって、オーナーがあなたを気に入れば逆に交渉を持ちかけてくれることもあります。
私が実際に交渉できた会話の流れはこんな感じ!最長1年3ヶ月の滞在予定で、600〜650ドルの予算に対して、物件が700ドルだったとします。

とってもいい家です。XXがとても気に入りました。すぐにでも住みたいくらいです!

それは良かったです。最短でY月Z日から入居できます。他にも色々みるの?ここが初めて?返事は後でも今でも大丈夫ですよ。

ありがとうございます。この後他にもいくつかアポイントがあるのですが、ここが本当に気に入ったので決めたいくらいです・・・でも正直、家賃が少し予算よりオーバーしているので悩んでいるんです。それでも写真を見てとても良かったし内見だけでもしたいと思って今日来ました。そしたら本当にいいお家で、オーナーさんもとても良い方なので本気で悩んでしまいました。
実は私は1年以上カナダに住む予定なので、できるだけ良い環境で長く住める場所を探しているんですよ。

なるほど。他を見に行く予定があるなら見てからでも良いですが、基本的にみんなここを見に来ると気に入ってそのまま決めてしまうので、もしかしたら返事をもらう頃には決まっているかもしれません。(これ、あるあるです。人気物件は決断を渋ると逃すことが多いので注意)ちなみに予算はいくらなの?

600〜650ドルです。

(うまくいけばここでオーナーから値引き交渉がもらえます。)

半年〜1年はここに住むので、レントを50ドル値引きしてくれませんか?そうしたら今契約します!

50ドルですね、半年以上滞在してくれるなら良いでしょう!
値段の交渉はいくらか折り合いがつくまでやり取りしますが、希望金額まで下がらなければ別の場所を探しても良いと思います。
実際に長期で住むことになるので、お互いが気持ちよく終われる金額にして良好な関係は保っておきましょう。
そして口約束だけでは無く、必ず紙に一緒に書いてコピーをもらいましょう。
また、デポジット(手付金代わり)も忘れずに払いましょう。もしデポジット金額に満たなくても、手付金は払うようにしてください。
せっかく頑張った交渉も手付金がないとレントを定額で払うと言った人が現れれば、乗り換えられる可能性がります。最後までしっかり契約を結んでください!
値下げできる物件の見極め方
そもそも値段交渉ができる・できないってどういうこと?
上記の交渉をスムーズに進めるためには、値段交渉ができる状態の物件でないと意味がありません。
元々の家賃が安かったり、オーナーがその場にいない場合は交渉ができません。一丸には言えませんが私の経験上、基本的に下記の条件が必要になります。
交渉可能 | 交渉不可・難しい |
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相場より気持ち高いか、相場価格 | 相場より安い |
個人オーナーの管理下にある物件であること | 会社管理の物件 代理人を立てている物件 |
3人以上で住んでいること | 2〜3人以下で住んでいること |
滞在期間が半年以上 | 滞在期間が半年以下 |
レントの金額を相場と見比べる
私の家探しの経験からすると、レントが相場からみて安い場合は値下げ交渉は難しいと思ってください。
オーナーが間髪入れずに直ぐに人を入れたくて低く設定している金額の可能性が高いです。できるだけ良好な関係が築ける人に借りてもらいたいはずなので、値下げ交渉をすると印象が悪くなり自分が決める前に断られる可能性があります。
でも相場くらいであれば長期滞在を使って値引きも可能かもしれないので聞いてみるといいと思います!
ちなみにオーナーも住民探しは大変です。できるだけ長く住んでくれる方が家賃収入も確保できるし、サイトへの投稿も減るので手間も省けます。
なので、サイトに直接「長期滞在の場合はxxドルにします」と値下げを宣言していることもあるくらいです。
そういった長期滞在条件をすでに提示しているところもそこからの値下げは厳しいと覚えておきましょう。
値下げが可能な人と直接話せなければ話にならない!
値下げをしてもらいたければ、それが可能な人と”直接交渉”しなくてはいけません。
なので、ぜひ交渉してみたいという人は、個人オーナーや個人で貸し出している物件で探しましょう。
会社で管理されている物件だと交渉してもすぐに決済できず難しいです。
注意点は、サイト情報のスレッドなどに「値下げ交渉は可能ですか?」と聞かないことです。
サイト情報のアップは必ずしも家のオーナーがやっているとは限りません!また、実際に見学に行っても家賃の直接的な話ができない人には交渉しないことです。
その代理人を通してオーナーに話が行き、住めない可能性が出てきます。
家賃全体を割り勘する人数を考えて!
基本的に3人以上が一緒の家に住んでいないと値段交渉は難しいです。
なぜなら、個人オーナーがまとめて家賃やローンを払っているからです。
例えば、月に2500ドルのコンドに4人住んでいるオーナーがいるとします。
これを部屋の大きさや住む場所によって(部屋:800ドル×2、リビング:650ドル、デン:250)割り当てています。また、ユーティリティやオーナーの家賃収入などもあるのでそれを上乗せした金額を提示されます。
住んでいる人が多ければそれだけ家賃も分散しており、値段交渉がしやすいです。ただし、バンクーバーでは物件の面積で住人の人数が決まっているので、極端に多すぎる人数が住んでいる場合は違法物件なので住むことから避けてください!
交渉の前に・・・狙い目は、自分の希望条件を全て満たした「ちょっと高い」物件

家探しの基本で伝えた決定打にはならない物件でも、レントがネックになっていたものはぜひアポを取ってチャレンジしてみてください!
上記の写真は私が650ドルのレントから575ドルに値下げして、実際に1年半住んだベースメントです。
ベッドの反対側に大きな出窓と横になれるくらい大きなソファ、42インチくらいの大型テレビ、大きな勉強デスクがついていました。まぁ、普通に考えればこれだけついていれば650ドルはバンクバーでは妥当か少し安いレントではありますが、当時の私には500ドル台が家賃の予算だったので650ドルの家賃は大金でした。
家賃相場を念頭に置いた上で自分の基準はしっかり持つようにしましょう!
まとめ
交渉のポイントは「お互いに利益がある話」であることが大前提!
これがないと交渉じゃなくて「ただのお願い」になるので、交渉とお願いは別物だとしっかり区別しましょう!
ワーホリに行ける人は30歳までなのでもしかしたら、仕事で契約や駆け引きなどしたことのない人もいるかもしれません。部屋を見て「気に入ったけど高いから下げてよ〜」ではオーナーは納得しません。
これはただのお願いなので、絶対にしないでください。せっかくいい物件でもオーナーに悪印象を与えてしまう可能性があります。
また、実際に住んでみたら細かいところですごく汚かった!とか、虫がすごく出るというのもあるあるです。
写真を載せた私の家は虫がすごく出たし、前の住人の髪の毛がカーペットにものすごくついていました。ルームメイトと全然気が合わないなど、実際に住んでみてわかることもあるので、値下げ交渉をしたら原則、嫌でも最低半年は住まなくてはいけないことに注意してください。
難しく感じるかもしれませんが、丁寧に英語が使えなくても頑張って伝えようとしてること、笑顔を忘れず好印象を与えることができれば結構簡単です!
ちょっと背伸びした家を内見して、ダメ元で練習がてらやってみると意外とうまくいくかもしれません。コンドの部屋は本当に綺麗なので、最初の家探しは楽しんでやってみてほしいです!
それではまた。Ciao!